Research
現在は、主に以下のテーマに取り組んでいます。
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家族に焦点化した災害時の心理支援に関するガイドラインの作成
大規模災害といった危機状況に際し、被災者を取り巻く家族への働きかけのあり方に関する知見の蓄積が課題となっている。本研究では、大規模自然災害の心理・社会的支援に、家族の自助資源を含めた、災害時の家族支援のガイドラインを検討する。被災者の身近な存在である家族がサポート源として機能するために、支援者はどのような理念を持ち、どのような心理的アプローチを行う必要があるのかを明らかにする。
大学間ネットワークによる災害心理社会的支援システムの構築と活用に関する研究
震災をはじめ災害時には被災地の行政や自治体が機能不全に陥る可能性があることから自治体や民間団体では災害時相互応援協定が結ばれているが、心理社会的支援についてはそうした連携システムは見られない。そこで、本研究では東日本大震災において心理社会的支援の経験が豊富な臨床心理学の専門家を中心とした大学間ネットワークを構築し、発災時に備えた災害心理社会的支援システムの構築と活用を試みる。①災害時の心理社会的支援に関する臨床心理士養成大学の活用方法の検討、②災害時の中長期心理社会的支援に関するオンラインプログラムの開発と効果検証、③災害時を想定した各自治体と大学間ネットワークの連携方法の検討を行う。
困難感を抱える要トラウマケアの保護者を特定するスクリーニング尺度の開発
本研究では,子育て困難感を抱える要トラウマケアの保護者を特定するためのスクリーニング尺度の開発を行う。加えて,要トラウマケアの保護者に必要な心理教育を立案する。そのため本研究では,以下の4点を明らかにする。
1. トラウマ反応による子育て困難感の構成概念を明らかにする。
2. トラウマ反応による子育て困難感尺度の信頼性と妥当性を検討する。
3. トラウマ反応による子育て困難感尺度を,スクリーニング尺度として用いるためのカットオフ値を検 討する。
4. カットオフ値を用いて保護者を分類し,通常のPTとトラウマ反応による子育て困難感の心理教育を加えたPTのどちらに効果が見られるのかについての効果検証を行う。
家族療法、短期療法に関する実践的研究
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里親と児童相談所の関係構築プロセスに関する質的研究
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